札幌で網膜剥離の治療は「大塚眼科病院」まで

網膜剥離の治療は早期発見・早期治療が最も大切です 網膜剥離の治療専門外来サイト

所在地
〒001- 0016 札幌市北区北16条西4丁目 2番17号
アクセス
「札幌駅北口」から車で 約3分、南北線 「北18条駅」 徒歩3分
中央バス 「北18条西5 丁目」 徒歩2分、「北18条駅前」 徒歩3分
駐車場28台あり、玄関前に身障者の方専用駐車場1台あり

社会医療法人秀眸会 大塚眼科病院

お電話でのお問合せ TEL.011-747-5211

診療時間
9:00~12 :30
13:30~17:00
大切な視力を守るために早期発見・早期治療が肝心です。

網膜剝離(もうまくはくり)は眼底検査で診断できます。 見えづらい、黒いものが視界にみえるなど、はっきりとした自覚症状がある場合はもちろん、何となく不安があるという場合にも眼底検査を受けることをおすすめします

網膜剥離は年間1万人に1人発症するといわれ、決して多い病気ではありませんが、誰にでも起こる可能性があり、いったん発症すると急速に進行して視力低下や失明につながる可能性がある重大な病気です。

網膜剝離により視力を大きく失う患者さんを一人でも減らすために、このホームページでは「網膜剝離の症状と治療法、早期発見に大切なこと」を解説し、同時に当院の特色も少しだけ紹介します。網膜剝離が気になる方、そして網膜剝離の患者さんやそのご家族にとって少しでも参考になれば幸いです。

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網膜裂孔・網膜剥離の”治療・手術”

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大塚眼科病院での、網膜裂孔・網膜剥離の代表的な治療・手術です。

網膜剥離とその原因

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「網膜剥離」は、最悪の場合失明に繋がる病気です。大まかに言えば、「網膜に穴(円孔=えんこう)や裂け目(裂孔=れっこう)ができて、そのなかに眼球内の水分が入り込み、網膜が浮きあがってしまうのが網膜剝離です。浮き上がった網膜には栄養がじゅうぶんに届かなくなるため、網膜の神経細胞が失われて徐々に目の働きを失っていきます。

さらに網膜剝離を分類しますと、①比較的若い方にみられるもので、網膜に薄い部分が生じ、その中に丸い穴(萎縮性円孔)ができてしまうタイプ、②中年以降に多い、硝子体(しょうしたい)が網膜を引っ張って裂け目(裂孔)ができてしまうタイプ、さらには③スポーツ時に打撲するなど強い外力をうける、あるいはアトピー性皮膚炎の方などで眼を強く擦りすぎてしまい、網膜が裂けるというタイプがあります。

「糖尿病網膜症」が増殖期まで悪化して発症する牽引性(けんいんせい)網膜剝離や炎症などによる滲出性(しんしゅつせい)網膜剝離という特殊型もあります。

このホームページでは、おもに上記の①と②の病状や治療について解説します。

網膜剥離の前段階での初期症状

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「網膜剥離」は前ぶれなく突然起こる場合もありますが、網膜裂孔(もうまくれっこう)という小さな穴が空いて、徐々に剥離が起こる場合には、注意すると何らかの自覚症状を伴うことがあるので、以下の様な症状が現れた場合は、眼科を受診して精密な眼底検査(がんていけんさ)を受けることをおすすめします。

虫やごみのようなものが飛んでいるように見える

飛蚊症(ひぶんしょう)

網膜剥離の初期症状として最も多いものが「飛蚊症」です。年齢に伴う硝子体(しょうしたい)の変化という、生理的な飛蚊症で病気ではないこともありますが、網膜剥離の一歩手前の網膜裂孔ができた際に色素が眼内に飛ぶようになり、飛蚊症を自覚することもあるのでお話だけでは正確に区別できません。したがって、急に飛蚊症が出た場合には、すぐに眼科を受診するのがよいでしょう。

光が走って見える

光視症(こうししょう)

「光視症」は、まぶしいものを見たわけではないのにカメラのフラッシュのような光が突然見えるものです。昼間は気づかなくても、夜暗い部屋などで感じることが多いようです。光視症も、網膜裂孔の症状としても現れることがありますから、注意が必要です。

網膜剥離になった場合の症状

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視野が欠ける・見える範囲が狭くなってくる

網膜裂孔から、網膜剥離へと進むと、網膜が剥がれた部分では物が見づらく、あるいは見えなくなります。上の網膜は下方の視野を、下の網膜は上方の視野を感じるので、例えば、上方の網膜が剥がれると、下方が見えなくなります。さらに文字や形をみたり色を感じたりするうえで最も重要な、網膜の中心部である黄斑部に剥離が進みますと、視力が極度に低下してしまいます。

網膜は神経組織がつまった薄い1枚の膜で、剥がれた網膜はゆらゆらと揺れながら裂け目からどんどん水が入り込み浮く範囲が広くなります。したがって時間がたつにつれ剥離が進行していき、見える範囲がだんだんと狭くなります。全部の網膜が剥離すると、ほとんどみえなくなり、それを長期間放置すると光も感じなくなってしまいます。

網膜剥離の前段階である網膜裂孔の治療

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レーザー治療

レーザー治療とは、網膜剥離の前段階である「網膜裂孔」の治療に使われる方法です。特殊なレンズを目につけて、レーザーを穴の周りに何発も当てます。その部分は徐々に癒着(ゆちゃく)して固まりますので、硝子体からの牽引(けんいん)に耐えて、穴から網膜に水分が入りこまないようにするという治療です。所要時間は、15分から30分位です。レーザーを当てるときに少し衝撃を感じる場合がありますが、治療は外来で可能で、入院の必要はありません。場合によっては、数回に分けて治療することもあります。

網膜剥離の手術

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強膜バックリング(網膜復位術=もうまくふくいじゅつ)

強膜(きょうまく)とは眼球の一番外側にある「白目」のことで、強膜バックリングとは網膜剝離を眼の「外」から治す方法です。シリコンの手術材料(シリコンタイヤやシリコンスポンジといいます)を白目である強膜に縫い付けることで眼球を一部くぼませて眼球内部に「土手」のような隆起を作り、その隆起に網膜剥離の起きている部分、とくに網膜の穴を乗せて穴を眼の外側から塞ぐという手術方法です。穴の周りを白目の上から冷凍凝固する、また、白目に小さな穴をあけて溜まった水分を抜くなどの処置を追加することもあります。初回の手術であればほとんどの場合部分麻酔で行うことが可能です。

この方法は数十年前に完成された網膜剝離の術式です。デメリットとして多少痛みがあること、近視の度数が変化することなどがありますが、眼球の外側から操作して、目の内部を触らない手術のため、主に年齢の若い人の網膜剥離や中高年でも範囲の狭い網膜剝離にこの手術が選ばれることが多いです。

硝子体手術

硝子体(しょうしたい)とは眼球内にあるゼリーのような柔らかい組織のことで、眼球内の約8割をしめています。硝子体手術とは、網膜剥離を目の「内」から治す方法です。患者さんの年齢によりますが、白内障手術を同時に行う場合が多いです。眼球の白目に3〜4カ所の小さな穴を開けて、細い器具を眼内にいれて操作する細かな手術です。まず、硝子体カッターという器具を使って、網膜に穴をあけて引っ張り網膜剝離を起こした硝子体を切除します。そして網膜の下にたまった水分を抜きながら気体(空気や医療用ガス)を注入して網膜を伸ばして元の位置に戻し、穴の周りに眼内からレーザーを当てて固めるというのが一連の流れです。

手術中の痛みが少ないため、部分麻酔で手術を行うことがほとんどです。デメリットは水晶体を取ることが多いこと(通常は眼内レンズに置き換えますので、大きな問題にならないことが多いです)、手術後に体の姿勢に制限がでること(仰向けで寝られない、場合によってはうつ伏せで過ごす)などがあります。手術機器の進歩により患者さんの負担が軽減してきて、網膜を手術中にしっかり確認しながら元の位置に戻せるという利点などから、網膜剝離の手術では硝子体手術を第一選択にすることが最近では多くなりました。

しかし、網膜剝離は手術で治る可能性が高い病気であるものの、どのような手術方法でも、つねに再発する可能性(リスク)をかかえる病気である点に注意が必要です。硝子体手術後に再発した場合には、強膜バックリング後に再発するよりも重症化しやすいという問題もあるので、全ての網膜剝離を硝子体手術で行うのではなく、剝離のタイプ、年齢、職業などを十分に検討して、硝子体手術か、強膜バックリングか、あるいは両者を組み合わせるかといった、最適な手術方法を選択しなければいけません。

近年は治療の進歩で、網膜剝離の手術でも日帰りや短期入院での治療が可能になってきたのは事実です。しかし頻繁な通院が困難な方、不安のある方、ご高齢の方、厳格な姿勢の制限が必要な方など、網膜剝離の病状や患者さんによっては、入院して治療するメリットも大きいと考えます。当院では患者さんと相談しながら、最適な治療方針や入院期間を提案いたします。

  • 皮膚の上から局部麻酔の注射をし、眼球の壁に小さな穴を3〜4カ所開けます。
  • その穴から細い3つの器具を眼内に挿入します
  • 眼内の出血や濁りを硝子体と共に除去し、吸引する
  • 眼内に水やガスを挿入します

網膜剥離は早期治療をおすすめします!

網膜剥離は、年間1万人に1人程度に発症するという、多い病気ではありませんが、誰にでも起きる可能性があり、視力低下に直結する病気です。網膜剝離が治ることを「復位=ふくい」といいます。網膜がきれいに復位しても、後遺症(ぼやけたり、ものが小さくみえたり、ゆがんだりする症状)が残る場合も少なくありません。

しかし、網膜剝離は早期に発見して適切な手術治療を受ければ、その後遺症を最小にとどめ、生涯にわたって視力を維持できる可能性の高い病気でもあります。症状が出ているのに放置していると、増殖硝子体網膜症というきわめて難治の病気に発展しますので、できるだけ早期に治療が必要なのです。

そのためにも、とくに飛蚊症、光視症、視野の異常などの症状が出た場合には、すみやかに眼科を受診してください。ときどき片目だけでものの見え方をチェックするという習慣は、網膜剝離に限らず、眼の病気の早期発見にはとても有効です。

以下の要素がある方は定期検査をおすすめします

網膜剥離の予防法は確立されていませんが、網膜剥離が起こりやすい危険因子についてはわかっています。定期検査で早期発見することで早期治療が可能となります。

  • 飛蚊症や光視症で眼科を受診し年齢のせいといわれたが気になるかた
  • 近眼が強いかた
  • 過去に目を強くぶつけるなどの外傷を受けたことがあるかた
  • 目の手術(レーシックなども含む)を受けたことがあるかた
  • アトピー性皮膚炎があり、とくに眼をこすることが多いかた
  • 過去に眼底のレーザー治療を受けたかた
  • 近い血縁者に網膜剥離の方がいるかた

大切な視力を守る為に。私たちに出来ること

略歴

釧路市生まれ

平成3年
函館ラ・サール高等学校 卒業
平成10年
北海道大学医学部医学科 卒業
平成10年
北海道大学医学部附属病院 研修医
平成12年
滝川市立病院
平成13年
北海道大学病院
平成14年
幌南病院(現・KKR札幌医療センター)
平成15年
北海道大学 遺伝子病制御研究所 免疫生物分野
平成18年
北海道大学大学院 医学研究科 修了
平成18年
手稲渓仁会病院
平成19年
北海道大学病院
平成20年
手稲渓仁会病院
平成22年
藤岡眼科病院(函館市)
平成24年
大塚眼科病院
平成28年
大塚眼科病院 副院長

所属・学会・資格

  • ・医学博士
  • ・PDT(光線力学的療法)認定医
  • ・日本眼科学会専門医
  • ・日本医師会認定産業医

大塚眼科病院 院長 北明 大洲 (きためい ひろくに)

患者様にやさしい病院を目指して

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大塚眼科病院は、札幌駅から車で3分、北1 8条駅から徒歩3分という好立地です。駐車場もご用意しておりますのでお車でも安心してお越しいただけます。
また、身障者の方のための専用駐車場を正面に配置しております。ただ、眼底検査を受ける場合は目薬で瞳孔を開きますので帰りに運転することができません。お一人で来院される際には公共交通機関などをご利用ください。

  • 札幌駅「北口」から車で3分

    札幌駅北口から、タクシーなどお車で約3分というロケーションです。

  • 南北線「北18条駅」から徒歩3分

    札幌市営地下鉄南北線 北18条駅から徒歩3分という好立地です。

  • 中央バス停留所から徒歩2、3分

    「北18条西5丁目停留所」から徒歩2分、「北1 8条駅前」から徒歩3分です。

  • 28台パーキング+正面には身障者専用1台

    28台の無料駐車場がありますのでお車でお越しも場合も安心。正面には身障者の方専用駐車場も1台あります。

  • 開放感のあるロビーホール

    光をふんだんに取り入れ高い天井の開放感のある広いホールがあり、毎回の食事をとったり、ご面会の方とお話したりすることができます。

  • 病室は特別室や個室もご用意

    つきそいのある方やプライバシーを確保したい患者さんのために、病室は特別室(個室)や個室もご用意(有料)しております。
    ご希望の場合はお申し付けください。

網膜剝離の治療をよく知るスタッフ

網膜剝離の患者さんとご家族の不安は、手術前はもちろん、手術後も続いていくことを、当院職員はこれまで多くの網膜剝離の患者さんの治療にあたった経験から少しでも理解するよう努めています。
 手術後の痛みや不安の緩和、適切な姿勢をとるために工夫したマットなどの調整、持病の内服管理や食事管理、術前・術後の正確な検査、円滑な入退院手続き、清潔な院内環境維持などのため、看護部・薬剤部・検査部・事務部そして診療部はこれからも、それぞれの立場で協力し、患者さんの網膜剝離が無事治り、ずっと見え方を守っていくためのお手伝いをして参ります。

社会医療法人秀眸会 大塚眼科病院

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診療時間
9:00~12 :30
13:30~17:00
所在地
〒001- 0016 札幌市北区北16条西4丁目 2番17号
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「札幌駅北口」から車で約3分、南北線「北18条駅」徒歩3分

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